By Cafesba , 21 9月, 2025

大手コンビニエンスストアは店舗数が多く、国内スタバが2千店に対し、セブンイレブンが2万点という店舗数です。
スタバは大手カフェチェーンであり、店舗数も国内最大ですが、コンビニという巨大な流通網は大手カフェチェーンをも大きくしのぎます。
ファミリーマートも1万6千店舗、ローソンも1万4千店舗あり、これらの各店舗にカフェがあれば、最大のカフェということになります。
焙煎業者からこれらの店舗に供給される豆も最大規模になります。
生豆の調達は大手の商社、セブンイレブンの場合は三井物産や丸紅、ファミリーマートの場合は伊藤忠商事系、ローソンの場合は三菱商事系の大手商社ルートから調達しています。
セブンイレブンの場合は、これらの豆を味の素ゼネラルフーズ(AGF)や、UCCが焙煎し、各店舗に供給されます。
商社のコーヒー事業や焙煎業者にとっても、コンビニコーヒーは巨大なビジネスとなります。
コーヒー豆は主にブラジル、コロンビア、エチオピア、グアテマラなどが中心で日本人の好みに合わせて、中深煎り~深煎りが主流になっています。

By Cafesba , 20 9月, 2025

コンビニコーヒーが盛り上がった要因の一つにコーヒーマシンの改良があります。
セブンイレブンのコーヒーマシンは以前は抽出時にサイズを自分で選ぶものでしたがカップを置くとマシンが自動的にサイズを判定し、コーヒーを抽出します。
抽出温度の調整、豆の挽き方の細かい制御、タッチパネルの多言語化などサービスの向上のため改善されてきました。
ファミリーマートは2025年より、業界初のモータードライブを搭載した挽き方調整グラインダを導入し、豆の挽き目を9段階に調整することができるようになりました。
さらに世界No.1バリスタ粕谷哲氏監修のもと、豆から均一にコーヒーを抽出できるようにお湯のかけ方や撹拌方法(抽出時に粉全体が蒸れるようにすること)の改良がありました。
ローソンのマシンはフラットディス式のグラインダーで粉を均一に砕き、抽出のムラや雑味を減らします。
また2018年に抽出速度も2018年にホットコーヒーのSが45秒→25秒に短縮するなどの業界を震撼させる脅威の高速化がなされました。

ローソンの新型「25秒コーヒー」に業界激震 「45秒の壁」が崩壊

By Cafesba , 19 9月, 2025

大手コンビニには、コーヒーマシンがあり、そこで100円から200円くらいで美味しいコーヒーが飲めます。
このコーヒーマシンが、各コンビニの独自商品としてのコーヒーを抽出するように作られてます。
1980年頃からセブンイレブンではセルフサービスのコーヒーの提供を断続的に行ってました。
また2000年代からローソンやミニストップが作り置きのコーヒーを提供するとうサービスを行っていました。
2011年のローソンが街カフェというコンセプトで店員が淹れたてのコーヒーを提供するカフェのような接客重視のサービスをはじめました。
一方でセブンイレブンやファミリーマートが2013年から独自の高性能コーヒーマシンでのセルフサービス式のコーヒーサービスを本格的展開しました。
この時期にコンビニコーヒーという新たなジャンルが確立されました。
各社コーヒー豆の品質へのこだわり、マシンによる抽出も改良され、コーヒーが美味しくなっていったのです。
コンビニコーヒーは、規模が大きいのか特徴で、たとえば店舗数だけで見れば、スタバは現在国内2千軒くらいなのに対してセブンイレブンは2万軒位あるように、ヒットすると影響範囲が広いということがあり、より多くの人に美味しいコーヒーが届きやすくなるということになります。

By Cafesba , 18 9月, 2025

1970年の大阪万博でUCCの缶コーヒーは全国的に有名になり、大ヒットしました。
その時のUCCコーヒーミルク入りは今でも販売され続けられているUCCの象徴のような商品です。
UCCはUCC上島珈琲という社名の通り、上島さんの設立した会社で、1933年に神戸で上島忠雄商店が開業されたのが起源です。
屋号が社長のフルネームというのはこの昭和8年では普通だったようです。
当時はコーヒーではなくて、バターやジャムのよう洋食材を扱っていました。神戸だと貿易港があり、明治時代から、外国人も多く住み、異国情緒がある街だったのでその影響でしょうか。
そこからやがて、コーヒーも扱うようになりました。
この昭和の初期というのは、洋食店や喫茶店も増えて、そこでコーヒーが提供されることも多くなっていた時代で、上島忠雄商店はコーヒー豆を焙煎し、それらの飲食店にコーヒーを卸すようになりました。
その後1941年に太平洋戦争が始まると、コーヒーは「ぜいたく品」、「敵国飲料」とされ1944年に輸入中止になります。
終戦戦の1950年にコーヒー輸入が再開されました。
このとき上島氏は中古の自転車などとの物々交換でコーヒーをかき集めて、それはコーヒー186俵(約11トン)ほどだったそうです。

By Cafesba , 17 9月, 2025

ドリンクの自動販売機では缶コーヒーは定番商品です。
自動販売機によって取り扱うメーカーは異なりますが、大抵どのメーカーにも缶コーヒーはあります。
コーラは無くても缶コーヒーはあるということが多いです。

缶コーヒーの商品化は1950年代からコーヒーメーカー各社で開発が進められました。長期保存ができて、いつでも手軽に飲めるコーヒーへの需要があったのでしょう。
1958年大阪の外山食品がダイアモンドコーヒーという缶コーヒーを出荷予定するという記事はありましたが、実際に出荷された記録はないようです。
また、1959年に明治製菓が関東でコーヒードリンクスという缶コーヒーを試験販売させましたが、当時の製缶技術ではコーヒーが缶を腐食させてしまうという不具合があり販売中止になったようです。
1965年にミラ・コーヒーが特殊加工したスチール缶を用いた缶コーヒーを世界で初めて商品化に成功し、日本橋三越で販売され、各地の百貨店や国鉄(現JR)の売店で販売されました。
そして1969年、日本のウエシマコーヒー(現UCC上島珈琲)がUCCコーヒーミルク入りを発売しました。
1970年の大阪万博で売店の自動販売機で販売れ、大ヒットしました。
缶コーヒーの開発、製品化は高度成長期のシンボルの一つだと思いますね。

By Cafesba , 16 9月, 2025

収穫したコーヒーは精製します。
コーヒーの精製工程では、コーヒーチェリーから豆を取り出すということが行われます。
さくらんぼから種を取り出すようなものです。
コーヒー豆と呼ばれているものは植物の種なのです。
そしてコーヒーチェリーはさくらんぼのように赤や紫色をしています。
まさにコーヒーチェリーです。


この精製方法はナチュラルとウォッシュトがあります。
ナチュラルはコーヒーチェリーを果肉が乾燥するまで乾燥させ、乾燥したら機械で、果肉を取り除き種を出します。
一方でウォッシュドは水を入れて浮いた未熟豆を除去し、果肉除去機で果肉を取り除き、種を取り出します。
種は洗浄後日光や機械で乾燥させます。 

このように最終的には種は乾燥させるものの
ナチュラルは種を取り出す前に乾燥させる、ウォッシュドは種を取り出したあとに乾燥させるもいう違いがあります。


ナチュラルは果実ごと乾燥させるため、豆に果肉の糖分や香りが移ろいやすいです。
対するウォッシュドは果肉を取り除いてから乾燥させるので豆本来の味がクリアにでやすいです。

つまり同じ豆でも精製方法により味が変わります。

【 PR】

By Cafesba , 15 9月, 2025

シングルオリジンとは単一の国や地域、または農園でとれた豆を使用したブレンドでないコーヒーです。
ブラジルとかエチオピアみたいな国の単位、またブラジルのアルタ・モジアナ、エチオピアのイルガチェフェみたいな地域の単位、さらにはブラジルのバウ農園とか、エチオピアのメタド農園とか農園単位で呼ばれることもあります。
このようにシングルオリジンは産地の個性を楽しむスタイルです。

By Cafesba , 14 9月, 2025

喫茶店に行くと、とりあえずブレンドコーヒーがメニューにあることが多いですね。
スーパーで売ってるようなレギュラーコーヒーでも、「〜ブレンド」と名のつく商品は多い。
このブレンドとは複数の産地や種類の豆を組み合わせて作られたコーヒーのことです。
ブレンドにすることによって、酸味、苦味、コク、香りを組み合わせて単一の豆では出せない味を出すことができます。
酸味の強いエチオピア産と苦味の強いブラジル産をブレンドし、バランスの良い味にすることが可能です。
また柔らかな味を出すためにまろやかな豆をブレンドするなどで調節が出来ます。
このようにブレンドすることにより、オリジナルの味を出すことが可能になります。
シングルオリジンが単一の国、産地、農園から収穫した豆だけを使い、その豆の個性を追及するコーヒーであるのに対して、ブレンドは複数の豆の配合によって生み出されるグループワークを追及するといったいったところでしょうか。
【PR】
小川珈琲店 コーヒーショップブレンド 粉 160g ×3個
京都西京極で焙煎された絶妙のブレンドです♪
 

By Cafesba , 13 9月, 2025

スーパーや大型量販店ではコーヒーは豆よりも粉が多いと言いましたが、その粉でもより手軽に楽しめるのがドリップバッグコーヒーです。
ドリップバッグは一杯分のコーヒーがフィルターに個別包装されている状態で、飲む際には粉の分量を量る手間もかからない、カップとお湯があれば出来上がりの状態で販売されています。
そのため携帯性にも優れ、旅行先のホテルで備え付けの電気ケトルとカップがすぐにコーヒーを飲むことができます。
ドリップバッグコーヒーは粉がフィルターに入っていて上からお湯をかけて淹れる方式ですが、紅茶のティーバッグのようにお湯に浸すタイプもありコーヒーバッグやディップスタイルと呼ばれたりします。
ドリップバッグはろ過式と言われ、お湯を少量ずつ注げ味の調整ができて、香りが引き立ち本格的なドリップにかなり近い味になります。
コーヒーバッグは浸漬式(しんししき)と呼ばれ、味は均一になりやすいです。
ただしつけすぎると、渋みや雑味が出やすくなります

【PR】
小川珈琲店 アソートセット ドリップコーヒー 50杯分
酸味が少なくコクがあり、香りが優れています♪
 

By Cafesba , 12 9月, 2025

コーヒーは豆のまま売ってるものと、粉で売ってるもの度があります。

これは粉で売ってるものはもともと豆だったものを粉にして売ってます。

そして豆のものは、買ったあとに自分で砕いて粉にして、抽出してコーヒーを飲みます。

なぜ豆で売ってるものと、粉にしてして売ってるものがあるのでしょうか。

豆は鮮度が長持ちします。粉にすると表面積が増えて、酸化が早まり、風味や香りが落ちるのが早くなります。

逆に豆のままだと、風味や香りを長く保つことが出来ます。

しかし、粉の方は豆を砕く手間が省けるので、手軽に飲むことができるというメリットがあります。

豆の場合はコーヒーを砕くためのコーヒーミルが必要になりますが、これにより挽きたての香りが楽しめる、喫茶店のような味が楽しめたり、豆の粒度を抽出方法に合わせて調整したりできるようになります。

逆にそこまでこだわらない人は粉やドリップバックにあらかじめ入ってるコーヒーを選ぶことが多く、スーパーや量販店では粉の方が売れ筋です。