By Cafesba , 12 9月, 2025

コーヒーは豆のまま売ってるものと、粉で売ってるもの度があります。

これは粉で売ってるものはもともと豆だったものを粉にして売ってます。

そして豆のものは、買ったあとに自分で砕いて粉にして、抽出してコーヒーを飲みます。

なぜ豆で売ってるものと、粉にしてして売ってるものがあるのでしょうか。

豆は鮮度が長持ちします。粉にすると表面積が増えて、酸化が早まり、風味や香りが落ちるのが早くなります。

逆に豆のままだと、風味や香りを長く保つことが出来ます。

しかし、粉の方は豆を砕く手間が省けるので、手軽に飲むことができるというメリットがあります。

豆の場合はコーヒーを砕くためのコーヒーミルが必要になりますが、これにより挽きたての香りが楽しめる、喫茶店のような味が楽しめたり、豆の粒度を抽出方法に合わせて調整したりできるようになります。

逆にそこまでこだわらない人は粉やドリップバックにあらかじめ入ってるコーヒーを選ぶことが多く、スーパーや量販店では粉の方が売れ筋です。

By Cafesba , 11 9月, 2025

コーヒー豆には大きく2種類あります。
アラビカ種とロブスタ種です。
アラビカ種は世界のコーヒーの60%、ロブスタは40%ほどです。
アラビカ種は標高1000m以上の高地で涼しい気候、ロブスタ種はそれ以下の低地で高温多湿でも栽培可能です。
アラビカ種は酸味香り甘味が豊かでロブスタ種は苦味や渋味が強く、土っぽさを感じることもあります。
ブラジル、コロンビア、エチオピア、ケニアなどはアラビカ種で、ベトナムなインドネシアはロブスタ種になります。
カフェイン含有量はアラビカ種かが1〜1.5%に対してロブスタ種はその2倍の2〜3%です。
害虫耐性はアラビカ種は弱く、ロブスタ種は強いです。
価格はアラビカ種のほうが高く、ロブスタ種は安いです。
このためアラビカ種のコーヒーにロブスタ種のコーヒーをブレンドすることも多々あります。
豊かな甘みや酸味を出したい反面安いロブスタ種をブレンドすることにより低コストで量を確保することが可能だからです。

 

By Cafesba , 10 9月, 2025

コーヒーの焙煎は風味を決定付けるのに重要なプロセスで同じ豆でも焙煎によって違う味になります。
焙煎機で焙煎をはじめると、まず100°~160°で乾燥段階となり生豆の青臭さが消えます。
そして150°くらいに温度が上昇し、糖とアミノ酸が融合し、香りを放ちます。この状態の変化をメイラード反応といい、香ばしい香りを放ちます。メイラード反応により甘さと香りが出てきます。
さらに160°くらいになると糖だけが反応し、コーヒーの甘苦さが出てきます。この状態をカラメル化と言います。

その後、200°で豆がポップコーンのようにパチッと音をたてます。
この状態を1ハゼといい、酸味やフルーティさが出てきます。
さらに焙煎を進めるとピシピシと細かい音が出るようになります。この段階を2ハゼといい表面の油が出て、苦味コクが出てきます。
つまり1ハゼのちょっと後で焙煎を終了すれば酸味やフルーティさのある味になり、2ハゼ以降も進めるほど苦味やコクが強くなります。
このように焙煎時の化学反応を利用して焙煎により味を変えることができます。
 

By Cafesba , 9 9月, 2025

コーヒーは飲む前は茶色や黒いですが、これは緑色の生豆を焼いて、焦げているからです。
この生豆を焼く工程を焙煎と言い、この焙煎で、コーヒーの味も変わってきます。
喫茶店、カフェは自家焙煎のお店もあれば、焙煎所から仕入れるお店もあります。
大量生産用の焙煎機の場合一回の焙煎で100kg以上焼くことが可能です。
焙煎は都市ガスゃプロパンのドラム式が主流です。 
ドラム式は(1)直下式、(2)熱風式、(3)半熱風式があります。
直下式とは、
(1) 直下式
ドラムの下から炎が当たり豆に直接熱を伝える。直下の力強さが特徴でムラや焦げに注意が必要だが香ばしく焼ける。
(2) 熱風式
ドラムを通る大量の熱風で豆を焙煎。均一に仕上がりやすい。酸味を生かした焙煎に向く。
(3) (1)と(2)を兼ね備えたドラムの熱と熱風の両方を使うタイプ。世界の最新機種の多くがこの方式
またこれを設置する場合煙や臭いの対策も必要で都市部の場合規制も厳しかったりしますので設置環境についても考慮が必要です。

By Cafesba , 8 9月, 2025

暑い夏は喫茶店では、ホットコーヒーよりアイスコーヒーを頼みたくなりますね。
お店にとっても夏はアイスコーヒーのほうが、ホットコーヒーよりも、売れるでしょう。
このアイスコーヒーは、水を使って長時間かけて抽出するゴールドブリュー方式と、90度くらいのホットコーヒーを、短時間で氷で冷やしてアイスにする急冷式があり、日本では、急冷式が主流となっています。
急冷式は明治時代以降、日本に喫茶店ができるようになり、その時にメニューの一つとして考案された方法で、冷やしコーヒーと呼ばれました。
冷やしコーヒーを省略して冷コーと呼ばれることもあり、今でも大阪の一部の喫茶店では冷コーと呼ばれることもあるようです。
急冷式アイスコーヒーは氷によってコーヒーが薄められることから、苦味やコクを出したいなら、深煎りの豆が適しています。苦味やコクの場合、ブラジルやインドネシアの豆が適しています。

また酸味やフルーティさを出してスッキリとした味わいを出したい場合はエチオピアやケニアの中煎りが適しています。

By Cafesba , 7 9月, 2025

スターバックスの人魚(セイレーン)のロゴはオフィス街や、デパート、ショッピングモール、、ロードサイドでよく見かけます。

マクドナルドと同じくらいよく見る気もします。
スターバックスは日本でもコーヒーチェーンでも2000店舗と最大です。
1996年の夏に東京銀座の松屋デパートのそばにオープンしました。

スタバ1号店

マクドナルドが日本上陸した時も1971年の夏でこのときも1号店は銀座の三越でした。

このようにアメリカのお洒落な大手チェーンが日本に入ってくるときに銀座の百貨店を狙って出店するというのはセオリーなのでしょうか?
スタバはそれまでの日本の主流の、喫茶店とは異なり、カウンターで注文して店員が商品を席に待って来るセルフサービス方式でした。
内装も白、グレー、茶色を基調とした木目調のデザインで従来のダークブラウンの木製の家具なペンダントランプを基調とした喫茶店と比べるとモダンなイメージがあります。
またテイクアウトも多く、メニューもカフェラテやカプチーノというエスプレッソベースにミルクという斬新なメニューを歩きながら飲むというのが流行の先端でした。

By Cafesba , 6 9月, 2025

スタバやタリーズ、また無印良品や小川珈琲などの量販店で売っているコーヒー豆でフェアトレード認証豆というのを見かけることがあります。   
これは他の豆とどう違うのでしょうか。   
まずフェアトレードとは公正な貿易という意味です。   
公正な貿易な裏には不公正な貿易というのがあります。   
この不公正な貿易を是正して、公正な貿易にしようというのがフェアトレードの考え方です。   
栽培されたコーヒーが一杯のコーヒーになるまでに、大きく分けると   
①コーヒーノキの栽培   
②精製   
③梱包と出荷   
④焙煎   
⑤抽出   
という過程を通ります。   
①~③まではコーヒーの生産国での過程になりますが、コーヒーの価格を安く抑えようとすると最終的に①にしわ寄せが来ることになります。   

By Cafesba , 5 9月, 2025

街を歩いていると香ばしい香りのする店に出会うことがあります。 
看板を見ると自家焙煎珈琲店と書いてあります。 
香ばしい香りと言っても、セブンイレブンのコーヒーメーカーで豆を挽いたときの香ばしさとはまた別の香りで、カラメルのような香りが特徴です。 
この香りは、コーヒーの緑っぽい生豆を焼いて、茶色くしているときの香りです。 
自家焙煎のお店は焙煎済みの豆を取り扱う喫茶店やカフェとは異なり、生豆から取り扱います。 
焙煎直後の豆で作ったコーヒーのため豊かな鮮度や風味を感じられます。 
また、豆の焼き加減やブレンド比率や風味を調節できるので、その店独自のこだわりの味を出すことができます。 
生豆の産地もお店で選ぶので、ここでもこだわりを出すことができます。 
すでにここここで書いたようにコーヒー豆は産地によって異なる味があります。 
珈琲を出すだけでなく、店頭で焙煎した豆を販売したり、ネットや電話で注文を受けてから焙煎するサービスもあります。

By Cafesba , 4 9月, 2025

エチオピアはコーヒー発祥の地と言われてます。
それにしてもコーヒーを発見した人はすごいなと思いますね。
植物の種を焼いたら、香ばしい香りになり、お湯を通して飲むとすごく美味しいということを発見したんですから。
いろいろな植物で実験したのでしょうか?
そのエチオピアのコーヒーはよくモカと言われてます。
レアですがイエメンのコーヒーもモカと言われてます。
これはモカはイエメンの港町の名前で、エチオピアやイエメンのコーヒー豆はモカを通して世界に輸出されていたからです。
浅煎りのエチオピアはベリーや柑橘系のフルーテイな紅茶のような味になり、よく喫茶店にあるようないわゆるブレンドコーヒーとは趣の違う味になります。
エチオピアの豆は主にと標高1500〜2200m、昼夜の寒暖差や豊かな火山性の土壌で栽培されて、それが香り高く複雑な風味になります。
産地ごとにも傾向があり、イルガチェフェは華やかな香りと紅茶のような軽やかさ、シダモは柑橘系の酸味と明るさがあります。

By Cafesba , 3 9月, 2025

コーヒーの生産国でよく見かけるのはブラジルとコロンビアでしょうか?国別の生豆生産量のランキングは実際は、1位ブラジル、2位ベトナム、3位にインドネシアがコロンビアといったところです。
確かにコーヒー豆一番採れそうなイメージがあるのはブラジルです。
しかしコロンビアも、ジョージアのエメラルドマウンテンや、イノダコーヒのコロンビアのエメラルドなどで存在感はあります。
南米のツートップといったところでしょうか?
ブラジルは酸味が弱めなのに対し、コロンビアはフルーテイな酸味が特徴とも言われてます。
ブラジルコーヒーは標高が800m〜1200mのの農園で栽培されることが多いです。
一方でコロンビアはそれよりも高く、アンデス山脈の急斜面の1600m〜2000mで栽培されることが多いです。
酸味の違いは標高の違いでしょうか?
また精製方式も、ブラジルはナチュラル精製(天日干し)が多いですが、コロンビアはウォッシュト精製(水洗式)が多いとされてます。