コーヒーのフェアトレードで生産者と公正な利益の分配を

By Cafesba , 6 9月, 2025

スタバやタリーズ、また無印良品や小川珈琲などの量販店で売っているコーヒー豆でフェアトレード認証豆というのを見かけることがあります。   
これは他の豆とどう違うのでしょうか。   
まずフェアトレードとは公正な貿易という意味です。   
公正な貿易な裏には不公正な貿易というのがあります。   
この不公正な貿易を是正して、公正な貿易にしようというのがフェアトレードの考え方です。   
栽培されたコーヒーが一杯のコーヒーになるまでに、大きく分けると   
①コーヒーノキの栽培   
②精製   
③梱包と出荷   
④焙煎   
⑤抽出   
という過程を通ります。   
①~③まではコーヒーの生産国での過程になりますが、コーヒーの価格を安く抑えようとすると最終的に①にしわ寄せが来ることになります。   
その結果農家にお金が回らなくなり、過酷な労働環境や児童労働などが問題化されるようになったのが国際的に問題化され、1987年に欧州フェアトレード協会(EFTA)が設立され、それを皮切りに1989年国際オルタナティブ・トレード連盟(IFAT)など、いろいろな国際組織が誕生し、1997年には国際フェアトレードラベル機構(FLO)が設立されます。2000年にスターバックスがアメリカでFLOのラベル付きフェアトレード・コーヒーの販売を始めました。   
日本では2002年の秋よりこのコーヒーが初めて販売されました。   
全国のスターバックス コーヒー店における生産地貢献コーヒー「フェアトレード(公平貿易)コーヒー」の販売開始について  
日本にフェアトレード製品の概念が出て来た大きなきっかけとなった商品です。

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