パナマ

By Cafesba , 11 10月, 2025

第1回BOP開催後のSCAAとSCAPの交流は続き、パナマのスペシャリティコーヒーの高品質の追求は続く

SCAAの協力により、SCAPは1996年の第1回BOP開催を成功させました。
このときSCAAは、以下の面でサポートしました。
1.公式カッピングフォーム(香りや酸味、甘味、クリーンカップ、バランスなどの10項目評価)
=> *SCAAによるスペシャリティコーヒーの評価基準SCAAスコア

2.ブラインドカッピング方式(公平性確保のため農園名・ロット名を隠す)
3.審査プロトコル(温度段階ごとの再カッピング・採点の標準化)
地元カッパーのトレーニング

SCAP側は、パナマの標高・品種・プロセスの特性に応じて微調整し、国際審査員と地元審査員に夜公正、入賞ロットを国内外バイヤーに公開し、透明性を確率しました。

By Cafesba , 5 10月, 2025

パナマは今日ではゲイシャという最高級のスペシャリティーコーヒーとして知られるコーヒー豆の生産国です。
この国のコーヒー生産もまたアメリカスペシャリティコーヒー協会(SCAA)と深い関わりがありました。
1989年にICOの価格協定が崩壊し、生産国でコーヒーの下落が起こりました。
たとえばパナマででは1ポンド(約450g)1.20米ドルだったのが、価格崩壊後は0.74※ドルまで下落したという話もあります。
また安価なベトナムのロブスタ種の生産量の増大により、パナマのコーヒー豆の価格が回復する見込みはありませんでした。
このような状況でパナマでは、コモディティーコーヒーの価格には左右されないスペシャリティコーヒーの生産に力を入れていこうという動きが出てきました。
1990年初頭にパナマスペシャリティーコーヒー協会(SCAP)が発足しました。
コトワ農園のリカルド・コイナーや、アシエンダ・ラ・エスメラルダ農園のプライス・ピーターソンらが運営に参加しました。
SCAP発足当初からSCAAとは関わっており、生産国と消費国との間の結びつきが強まりました。