第1回BOP開催後のSCAAとSCAPの交流は続き、パナマのスペシャリティコーヒーの高品質の追求は続く

By Cafesba , 11 10月, 2025

第1回BOP開催後のSCAAとSCAPの交流は続き、パナマのスペシャリティコーヒーの高品質の追求は続く

SCAAの協力により、SCAPは1996年の第1回BOP開催を成功させました。
このときSCAAは、以下の面でサポートしました。
1.公式カッピングフォーム(香りや酸味、甘味、クリーンカップ、バランスなどの10項目評価)
=> *SCAAによるスペシャリティコーヒーの評価基準SCAAスコア

2.ブラインドカッピング方式(公平性確保のため農園名・ロット名を隠す)
3.審査プロトコル(温度段階ごとの再カッピング・採点の標準化)
地元カッパーのトレーニング

SCAP側は、パナマの標高・品種・プロセスの特性に応じて微調整し、国際審査員と地元審査員に夜公正、入賞ロットを国内外バイヤーに公開し、透明性を確率しました。

その後2000年頃には、エスメラルダ農園のプライス・ピターソンがボケーテで開催されたスペシャルティコーヒー協会パナマ(SCAP)のカッピング審査会の記事を書いています。
ピターソンによると、パナマはコロンビアとコスタリカの間に位置し、火山性の肥沃な土壌と高地の気候に恵まれた、優れたコーヒー生産地とのことです。
審査は世界的なカッパーであるジョージ・ハウエルを筆頭に、マーティン・ディードリッヒ、ボブ・フルマー、グレース・メナら著名な専門家が参加。SCAPはSCAAとの提携により、
品質認証制度を確立するためハウエルを招聘しました。

ハウエルは現地の地形とコーヒー特性を把握した上で審査に臨み、33の欠点豆のないロットを評価対象としていました。
各ロットは最低250袋の販売可能量を条件としていました。
審査の結果、
1位はルイス家の「ラ・ベルリナ」
2位はテオドロ・ガリードの「ボケテ・プレミアム」
3位はフアン・パブロ・ベラルドの「サンタ・テレサ」
などが選ばれました。
上位6種のうち5種がカトゥーラまたはカトゥアイ種で、標高1300〜1500mの中高度地帯産が多かった点が注目された。
また、従来の発酵法と新しい脱粘機を使った処理法がともに高品質を実現していた。
前年に高収穫を記録した高地産は品質低下がみられたが、来年の復活が期待されていると、当時のピターソンは書いています。

2000年のカッピングイベント

 

 

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