第2次世界大戦後の日本でのネスカフェの普及

By Cafesba , 16 11月, 2025
1967年のネスカフェ ゴールドブレンド

アメリカが1941年に第二次世界大戦に参戦した頃には、ネスカフェは既に帰国するすべての米兵の非常食に含まれていたため、1945年から1952年にかけて日本を占領した何十万人もの米兵はネスカフェをよく知っていて、おそらく持参していたでしょう。
しかし、コーヒーは日本ですぐに人気になったわけではありません。第二次世界大戦中、日本政府はコーヒーの輸入を禁止し、それは1950年まで続きました。そのため、占領初期のコーヒーの入手は限られていました。
コーヒーが日本市場に本格的に再進出し始めたのは1960年代です。


日本では、1950年代は戦後の輸入再開に伴い、インスタントコーヒーの輸入自体は始まっていました。
しかし、外貨の節約などの理由から政府による輸入制限の対象となっていました。
その間の1960年日本では森永製菓が日本初の国産インスタントコーヒーを発売しました。
そして日本ではインスタントコーヒーの輸入の自由化は1961年7月に実施されました。
その後Nescaféなどのの海外ブランドが日本でも本格的に販売されるようになります。

アメリカ兵は、第二次世界大戦直後にCAREパッケージとその駐留を通じてネスカフェを日本に紹介しましたが、コーヒーが日本の消費者に本当に受け入れられるまでには数十年かかりました。
 

1960年代のネスカフェのCM

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