1990年代台湾ではコーヒー文化が花開き、羅多倫・丹堤・怡客などによる低価格チェーンのコーヒー店が増えた一方、台北の学生街を中心とする文学・音楽・反文化的な個人喫茶店、エスプレッソ、カプチーノ、カフェラテなどのイタリア式コーヒーの浸透がありました。
また戒厳令の解除による報道や出版、表現の自由化により、1990年代の台湾では、カフェが社会運動や前衛芸術と結び付く例もありました。
その代表的なカフェが甜蜜蜜咖啡館(ティエンミーミー・カフェ)です。
戒厳令解除後の台湾の民主化運動(野百合学運)
台湾では長らく戒厳令(1949年〜)のもとで言論・集会・結社の自由が厳しく制限されていました。
それが1987年に解除(解嚴)され、続いて報道の自由化(報禁解除、1988年)、政党結成の解禁などが一気に進みます。
この解嚴前後の数年間は、抑え込まれていた社会運動が噴き出した時期で、労働運動、環境運動、原住民運動、女性運動など多様な運動が活発化しました。
1988年に蒋経国が死去すると、副総統だった李登輝が総統に昇格します。