台湾

By Cafesba , 28 6月, 2026

1976年に、父蒋介石の後を継ぎ、台湾の総統になっていた蒋経国は、1970年代に十大建設を完成し、1980年になるとさらに十二大建設の大公共事業を進めます。

1980年代前半の台湾は、全土が巨大な工事現場であり、物流の大動脈が動き始めた時期でした。

十大建設によって、造船、鉄鋼、高速道路建設、石油化学などに従事する何十万人もの「新興肉体労働者層」が台湾に誕生しました。

また蒋経国晩年の1987年には、1949年から38年間続いた戒厳令が解除されました。放送局、新聞、雑誌などのメディアが自由化され、広告を掲載できる媒体が多様化し、広告市場は限られた媒体側が優位な「売り手市場」から、広告主が媒体を選びやすい競争市場へ変わっていきました。

このような状況で、台湾では巨大な缶コーヒー市場が形成されました。


伯朗咖啡の誕生

金車(King Car)の創業者・李添財は、最初の飲料製品「麦根沙士(ルートビア)」で大きな損失を被りました。

その後、日本の大手コーヒーメーカーUCCに学び、成熟していた炭酸飲料市場を捨て、缶コーヒー市場への転換を決断します。

当時、台湾は「コーヒーの砂漠」とも呼べる状況で、業界関係者はこの市場に懐疑的でした。

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By Cafesba , 14 6月, 2026

台北の書店街の明星珈琲館が、当時の出版業界人や作家が集まる店として有名になった1960年前後には、台北の西門町にはコーヒーの専門店がオープンするようになりました。
この中で代表的なのが、成都路にある蜂大咖啡と南美珈琲です。
蜂大咖啡と南美咖啡のある成都路は1949年の国民政府の台湾移転後、大量の資金が流入し、映画館に加えて百貨店や娯楽施設が次々に現れ、中華商場の完成後には全国最大の商業娯楽の中心地となりました。
また、コーヒー専門店ではないですが、中山北路には台湾に駐留していた米軍向けのパン屋福利麵包がありました。

蜂大咖啡(フォンダー・カフェ)
店名に「蜂」という文字が入っているのには、面白い理由があります。
創業者である曹志光氏は、もともと自宅の屋上で養蜂を営んでおり、1956年に「蜂蜜大王」という名で、蜂蜜や農産物を売る店として創業しました。
そこから蜂蜜入りの各種飲料(紅茶やコーヒー)へと発展していったのだそうです。

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By Cafesba , 31 5月, 2026

日本統治時代の終焉

1937年の日本のコーヒー前の輸入はピークに達しましたが、盧溝橋事件以降日中戦争が全面戦争になり、さらに1941年に太平洋戦争へ進む中で、外貨・船舶・輸入統制が強まり、コーヒーのような嗜好品の輸入は優先順位が下がりました。

さらに1941年、日本とアメリカの間で太平洋戦争が勃発しました。

その後すぐに、ブラジルはアメリカの連合国側に入り、1942年に日本との国交を断絶しました。

これによりブラジルからの輸入が大幅に減少しました。

一方で台湾では、コーヒーの栽培面積は1942年頃まで増え続け、1942年に1000ヘクタールまで増えました。

台湾コーヒーがこの時期、単なる嗜好品農業というより、「外貨を使わずに帝国内でコーヒーを調達する代替供給源」として期待されたからです。

1937年以降、ブラジル・インドネシアなどからの輸入が難しくなるほど、日本側には台湾産コーヒーを増やす動機がありました。

ただし、注意点があります。

面積は増えても、実際に安定して日本本土へ大量供給できたわけではありません。 

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By Cafesba , 24 5月, 2026

清朝末期の台湾のコーヒー文化

1800年代中盤、清朝末期の中国では上海や広州はすでにすでに貿易港として栄え、西洋文化に触れ始めていました。

1842年のアヘン戦争(イギリスと清の間での戦争)後に結ばれた南京条約によって開港されたからです。

台湾が西洋文化に触れるきっかけになったのは、1860年の淡水、安平の開港でした。

これはアロー戦争(イギリス・フランスと清の間での戦争)後の天津条約・北京条約によって開港されたからです。

これによって清朝台湾でも欧米商人が関わる国際貿易の拠点となりました。

開港後、英国商人ジョン・ドッドと台湾商人李春生は、台湾北部の茶に注目し、福建から茶苗や製茶技術を導入し、台湾烏龍茶を輸出商品に育てました。

烏龍茶は甘みの有る味のみならず、茶を淹れると白、金、黃、緑、紅の色を有し、ヴィクトリア英女王に献上された後に、Oriental Beauty(東方美人)と命名された。

これにより台湾茶葉の名声が高まり、徳記、怡和、美時、義和、新華利という5大茶行が淡水近くの大稲埕(ダーダオチェン)に支社を開設、イギリスやアメリカ向けに大量に輸出されるようになりました。

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