世界的な規模になったサードウェーブコーヒー ブルーボトル

By Cafesba , 17 1月, 2026
ブルーボトルのスペシャルティコーヒー

1990年代にサードウェーブムーブメントが盛んになりましたが2000年以降に創業されたブルーボトルコーヒーもまた先行者に並び、生産地の透明性にこだわるサードウェーブのコーヒーショップで、現在は世界的規模になってます。

ブルーボトルコーヒーは、2002年、カリフォルニア州オークランドで、フリーランスのクラリネット奏者、ジェームズ・フリーマンによって設立されました。

フリーマン氏は、186平方フィート(約17平方メートル)の植木小屋で少量ずつ焙煎し、自転車で地元の顧客に豆を配達することで事業を開始しました。

彼の最初の独自のセールスポイントは、最高の鮮度を保つために焙煎後48時間以内にコーヒーを販売するという誓いでした。これは当時としては革新的なコンセプトでした。

業当初は、ファーマーズマーケットや注文を受けて焙煎する宅配サービスを通じて販売していましたが、その後、より伝統的なカフェスタイルへと移行しました。

社名は、中央ヨーロッパで最初のコーヒーハウスの一つ、ウィーンの17世紀後半のオスマン帝国とハプスブルク家によるウィーン戦争後に開業された「ホフ・ツア・ブルーエン・フラッシェ」(「ブルーボトル」)に由来しています。

2005年、フリーマンはサンフランシスコのヘイズバレーにあるガレージに実店舗をオープンしました。この店舗は、長蛇の列とWi-Fiが無い事、そして商品そのものの売り場の狭いことで有名になりました。
その後、徐々に高級でデザイン重視の店舗としての評判を築いていきました。

2010年頃、同社はニューヨーク市に進出し、カリフォルニアの地元焙煎業者からアメリカ東海岸両岸に拠点を置く企業へと成長しました。

このブランドは、手作りのドリップサービス、シングルオリジンのコーヒー、そして厳格な鮮度基準で広く知られるようになり、これらはスペシャルティコーヒー業界全体に影響を与えました。

ジェームズ・フリーマンは、精密さ、ハンドドリップ、そして雰囲気を重視する日本の喫茶店文化に深く影響を受けました。

ブルーボトルは時を経て多額のベンチャー資金を獲得し、焙煎施設、カフェ、そしてパッケージコーヒー製品の支援のために1億ドル以上を調達しました。

2015年には、東京・清澄に日本初のカフェをオープンし、日本の喫茶店とスペシャルティコーヒー文化に参入することで、急速に人気を博しました。

同社の事業史上最も重要な出来事は、2017年9月に起こりました。

買収内容:食品大手ネスレがブルーボトルコーヒーの過半数株式(68%)を取得しました。

評正確な条件は非公開ですが、報道によると、この買収は約4億2,500万ドルから5億ドル、企業価値は約7億ドルと評価されています。

この買収はスペシャルティコーヒー業界に大きな転換をもたらし、「サードウェーブ」コーヒーがスケーラブルなグローバルビジネスへと成長したことを示唆しました。
ブルーボトルコーヒーはアジア(日本、韓国、中国、香港)で積極的に事業を展開し、缶入りコールドブリューや「クラフトインスタントエスプレッソ」といった大衆向け製品を発売することができました。
 

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